楽器がなくてもできるアドリブ練習方法!アプローチノート・エクササイズ!
アドリブ、インプロビゼーション、即興演奏。
色んな言い方ありますが、誤解を恐れずに言うなら、自分の思った通りに演奏する為に日々色んなことを考え、練習しています。コードに対してスケールを設定したり、メロディを崩したり、モチーフを発展させたり。こういったアドリブの方法の一つとして「ターゲットノート」と「アプローチノート」という考え方があります。
ターゲットノートとアプローチノート
もっとも言いたいことを「ターゲットノート」だとすると、それを装飾するものが「アプローチノート」。ざっくり例えて言うと、ターゲットノートが「りんご」だとしたら、アプローチノートが「甘い」「大きい」「赤い」みたいな感じ。伝わりますか?
緊張と緩和
「りんご」って言いたい演奏者と「りんご」って聞きたい観客。装飾を施すことで緊張感を生み出して「りんご」にたどり着いた時の開放感を味わう。
緊張と緩和の繰り返しは推進力を生むんです。
個人的には、村上春樹さんの文体にも似たものを感じます。ほとんどアプローチノートしかない文章。まどろっこしくて素敵です。
もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある「作り方」を書いたら。 pic.twitter.com/La376O749Y— 菊池良です。📚『もしそば』文庫化 (@kossetsu) May 15, 2016
ターゲットノート・エクササイズ
適当に曲を決めて、「ターゲットノート」と「アプローチノート」をつなげるとこんな感じになります。赤い矢印の音がターゲットノート。その前の音がアプローチノート。楽器がなくても頭の中でいくらでもできる練習なので、暇があったらずーっとやってしまいます。曲を変えたり、曲自体を半音上げたり下げたりしているとかなり頭を使うんです。なので、やりすぎるとこうなったりするのでご注意を!!
考え事してるとこうなる。— Mitsuhiro Wada (@wadamitsu) January 29, 2019
これから楽器を取りに帰ります。 pic.twitter.com/fuHDLxcwvr
練習に行ったのに楽器を忘れるという失態。
でも転んでもただでは起きない私。
帰宅途中にこのブログを書いております。 悪くない結末だ。